少年野球では、父親がコーチをすることがあります。
少年野球は親の協力が必須なので、少年野球をしている子供の父親がコーチをしてくれるのはありがたいことです。
しかし、親コーチが自分の子供に無意識のうちにひいきをしてしまうこともしばしばあります。
これが原因でチーム内に不和が生じたり、他の選手が不公平を感じることも。。。
この記事では、少年野球の親コーチが自分自身の子供や特定の子をひいきしてしまったりする問題を見極め、対処し、解消していくかについて、具体的な方法を紹介します。
少年野球で親コーチがえこひいきをしているかを冷静に判断するには
少年野球において、親コーチが自分の子供や特定の子供をえこひいきしているかどうかを判断するには、
・普段の指導をよく見る
・他の保護者やコーチから話を聞く
・子供がどう感じているか聞く
・監督や他のコーチと話す
ことが大切です。
親コーチの選手起用パターンの把握をする
親として、まずは監督やコーチの選手起用パターンに注目しましょう。
どの選手がどのタイミングで試合や練習に参加しているか、その頻度や状況を把握していきます。
普段からの練習を見ていることで、特定の選手が異常に多くのプレイタイムを得ているかどうかの初歩的な判断が可能になります。
また、選手交代のタイミングやその理由も大事な観察ポイントです。
他の保護者やコーチとのコミュニケーションをとって情報を得る
チームの指導方針や他の選手の保護者の意見を聞くことも重要です。
色んな人の視点から意見を聞くと、親コーチが自分の子や特定の仲の良い子どもをえこひいきしているかどうかが判断しやすくなります。
子どもの感じていることを理解する
直接的に子供たち自身の意見を聞くことも大切です。
子どもたちがどのように感じているか、特に「お気に入り」の扱いについてどう思っているかを知ることで、親コーチによるえこひいきの問題の実態がより明確になります。
子どもたちの率直な意見は、状況を客観的に見るためにとても必要です。
監督や他のコーチに話を聞く
最終的には、監督やコーチにその指導方法や選手起用の基準について直接尋ねることが効果的です。
この際、批判的な態度を取るのではなく、どのようにすればチーム全体としても、個々の選手も成長できるかを探る姿勢が大切です。
話合いをすることは問題解決のための新たな道を開くことが多いです。
これらのステップを通じて、「ひいき」の有無を冷静に判断し、必要ならば適切な対処を考えていきましょう。
公平な観点から子どもたちがスポーツを楽しむ環境をサポートすることが、親としての重要な役割です。
ただし、親コーチの子供実力があれば選手と起用されるのは当然のことです。
そして親コーチをしている方は野球経験がある方が多いので、その子供は普段から教えてもらったりしているので実力があることが多かったりします。
自分の子供が選手になって欲しい!という気持ちがあっても、実力のある子が試合に起用されるのはえこひいきではないことは理解していく必要があります。
私の場合、父親がコーチをしていなかったときは、息子がなかなか試合に出させてもらえず、父親がコーチをしていないから試合に出してもらえないからかな?と思っていました。
しかし、息子の練習をみて、試合に出ている子は親コーチの子が多いけれど、しっかりと実力のある子だったことを知って、「親コーチの子供は、野球の実力も身についていて選手になるのはえこひいきではない」ということを知ったという経験があります。
少年野球で親コーチになった場合の公平性を保つ方法
少年野球で自分が親コーチになった場合、親コーチがひいきをするということは他人事ではありません。
自分の子どもや特定の子をえこひいきしていると言われないように公平を保つことが大切となってきますので、その方法を紹介していきます。
自分の行動を見直す
親コーチとして最も大切なのは、自分自身の行動を常に見直し、すべての選手に対して公平であるよう心掛けることです。自分の子どもだけでなく、チームの全選手を公平に扱っているかどうか、定期的に自己評価を行うことが重要です。この評価には、どの選手にどれだけの時間を割いているか、どのような指導をしているかが含まれます。
全選手の成長をサポート
公平性を保つためには、チーム全体の成長を目指す目標設定が効果的です。
子供たちの各選手の能力とポテンシャルを理解し、それぞれに適した目標を設定することで、個々の選手が平等にチャンスを得られるよう努めます。
これには、子供たちの選手一人一人の進歩を記録し、個別のフィードバックをしていくことで信頼を得ることができます。
コミュニケーションを大切にして透明性を確保する
コーチとしての判断や選手起用の理由を選手やその保護者に対して透明に説明することも、公平性を保つ上で重要です。
選手起用の基準、トレーニングの目的、期待する行動様式などを明確にし、選手や保護者からの質問にはオープンに答えることで、誤解を避け、信頼を築くことができます。
公平な判断基準を共有する
チーム内で評価基準や選手起用のポリシーを公開することは、すべての選手に平等な機会が提供されていることを保証するのに役立ちます。
これにより、選手と保護者は、選手選考の過程が公正であることを理解し、納得できるようになります。
自己のスキルアップ
最後に、親コーチとして自身のコーチングスキルを継続的に向上させることも重要です。
教育プログラムやワークショップに参加し、新しいコーチング技術を学ぶことで、より効果的かつ公平な指導が可能になります。こ
れは自分自身の指導方法を客観的に見直す良い機会ともなり、全選手への平等な指導につながります。
親コーチのひいきが原因でのチーム内に不和が生じたら。。。
チーム内の不和を解消する第一歩は、その根本原因を理解し話し合いをすることが大切です。
ひいきが原因で生じた不和は、しばしば選手間の妬みや競争心、親の間の緊張によって悪化します。
監督やコーチは、問題が発生している具体的な状況を把握し、関係者全員の意見を聞くことが重要です。
チーム内で話し合う
問題に対する透明性を高めるために、チーム内で公開討論会を開催するのが効果的です。
その場で、選手、保護者、コーチが自由に意見を交換し、互いの立場を理解することで、不和の解消につながることが多いです。
チーム内全員で話し合うことは、チームの一体感を強化し、問題解決に向けた共通の理解を深める機会を提供します。
信頼関係の再構築する
信頼関係が損なわれた場合、それを再構築することが不可欠です。
信頼を回復するためには、コーチと選手間、さらには保護者間での正直で開かれたコミュニケーションが必要です。
具体的な行動計画を共有し、互いの期待をクリアにすることで、チーム内の信頼を段階的に回復させることができます。
公平なルールを決める
チーム全体で公平なルールと期待を設定し、それを一貫して適用することが不和の解消に役立ちます。
ルールと期待は明確で、すべての選手と保護者が理解しやすい形で伝えられるべきです。
これにより、ひいきを減少させ、公正な環境を促進することが可能になります。
これらのアプローチを通じて、ひいきによる不和を解消し、チームとしての協調性と一体感を高めることができます。
そして何よりも大切なことは、子供たちに不安を抱かせないこと!
少年野球は、何のためにやっているのか、誰のためのものなのかを考えて良識ある行動を大人としてしていきましょう!
息子が所属していた野球チームで、親コーチのえこひいきがあったときがありました。
その時に悲しい思いをしたのは、何よりも子供たち。
ひいきされる方もされていない方も、親同士がもめてしまっては悲しい思いをしてしまいます。
何よりも大切なのは、子供たちが楽しく仲間と協力していくこと!と思いました。
まとめ
少年野球の親コーチによる自分の子供や特定の子供へのえこひいきは少年野球チームにおける一大問題です。
しかし、子供の気持ちを一番に考えて、他の親コーチやチームメンバー、保護者が共に努力することで、より公平でポジティブな環境と関係性を築くことができます。
問題の早期発見と適切な対応、そして全員の積極的な参加がポイントとなります。
子どもたちが公正なチャンスを得られるよう、ひとりひとりがチームとして協力していけるといいですね!
コメント